
看護部
~ごあいさつ~
「そのひとがその人らしく生きるための看護」
札幌南三条病院 看護部長
認定看護管理者 北村 美奈子
肺がん専門の病院として生まれ、まもなく20年となります。小規模の病院ではありますが、地域住民のニーズに応えながらも「その人がその人らしく生きるための看護」を実践し提供することを、どの部署にいる看護師にも、一人ひとりが考え責任をもってケアができるように取り組んでいます。
肺がんの治療はとても進歩が速く、成績も伸びつつあります。患者さんに対してとても喜ばしいことです。その一方、変化していく治療を十分に理解し正確に安全に提供できる看護師であることを問われ、また一方では患者さんの思いの実現に向けて当院の医療チームや地域のスタッフと協働し希望が叶えられるよう力を尽くします。
とても労力や忍耐の必要な時もあります。しかし、患者さんから「ここの病院の看護師さんと離れたくない・やはりうちの看護師さんが一番だね」というお声を頂くと、これまで頑張ってきた成果が実を結んだのではないかと実感する瞬間です。
当院は、小規模病院ですが、大きな病院にはない魅力があります。患者さんのこと職員のこと、病院のこと一つひとつ丁寧に病院全体で考えて対応する。それが、札幌南三条病院です。
理念
患者さん一人ひとりの尊厳を守り、安全で安楽な環境の中で、その人がその人らしく
生きるための看護を提供します。
基本方針
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患者さん一人ひとりの権利と尊厳を尊重します。
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安全で安心な、信頼を得られる看護を提供します。
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チーム医療の一員として、役割と責任を果たします。
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専門職業人としての質の高い看護を提供するために自己研鑽に努めます。
2022年度 看護部目標
1.看護師としての役割と責任を果たす
①自分の看護師としての仕事に責任を持つ
②チームの一員としてすべての人に信頼される行動
③看護師として患者・家族に安心したケアを提供する
④チーム全体が向上できるように、個々人も向上し成果を上げる
⑤病院組織の一員であるという自覚をもつ
2.確認作業を徹底しインシデントの発生を未然に防ぐ
①6R確認、指さし確認を徹底する
②インシデントの発生を未然に防ぐことができる対策を部署で検討する
③患者の療養生活の安全を確保する行動をとる
④対象患者のアセスメント、計画、カンファレンス、評価は後手にしない
⑤自分の行動修正を振り返り、意識的に業務に携わる
3.病院経営に職員の一人として参画する
①重症度・医療・看護必要度の急性期一般7:1の維持
②物品の適正管理(医療材料、施設備品、消耗品、薬剤)
③外来の効率的・効果的な診療の体制の構築と患者サービスの実施
④診療報酬に結び付く取り組みと実践
4.各個人のラダーやキャリア開発を意識した継続教育を実践につなげる
①ラダーに基づいての行動レベルの実践と研修の受講を充実させる
②研修や研究を成果に繋げる
③目指す看護師像を明らかにし自己研鑽する