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  • 健診センター|札幌南三条病院

    札幌南三条病院の健診センター ページです。札幌南三条病院は、呼吸器疾患、特に肺がんの診療を中心とした医療を行っています。全国有数の治療実績で、肺がんセンター的施設として高い医療水準を誇ります。PET-CTや超音波気管支鏡などの最新機器を使用し、迅速で精密な診断を行っています。 健診センター 健診センター 当院はすべてコンピューター管理されており個人情報は完全に保護されております。受診された皆様のデータは瞬時に経時的にプリントアウトすることが出来、検査結果の悪化、改善、新たな異常の発見が容易になります。また、近年その重要性が注目されている全身のがんの発見に強力な武器となるPETと、乳がんの検診にかかせない乳腺X線装置(マンモグラフ)を備えて北海道民515万人(2022年4月現在)の健康管理を目指しスタッフ全員で日々精進しております。 所属医師紹介 健診センター長 本田 泰人 診 療 科 一 覧 に 戻 る ト ッ プ に 戻 る

  • PET検査|南三条病院

    札幌南三条病院のPET検査 ページです。札幌南三条病院は、呼吸器疾患、特に肺がんの診療を中心とした医療を行っています。全国有数の治療実績で、肺がんセンター的施設として高い医療水準を誇ります。PET-CTや超音波気管支鏡などの最新機器を使用し、迅速で精密な診断を行っています。 PET検査 PET検査とは PETとは日本人の死亡率トップを占めているがん。ほとんどのがんを確実に治す方法や特効薬は残念ながら見つかっていません。がんと闘い克服するためには、がんをできる限り早く小さい段階で発見することが最良の方法とされてたいます。 PET(ペット・陽電子放射断層撮影装置)検査は苦痛なく、ほぼ全身にわたって行います。今までの一般的な検査では見逃しやすかったがんも発見することが可能です。また、がんの状態を性格にとらえることにより、がんの患者様にとって重要な再発・転移を早期発見し病期に合わせた適切な治療方針が選択できるようになります。 PET(Positron Emission Tomography)は『FDG』と言う物質(放射性同位元素)を体内へ送り、そこから出る陽電子をカメラでとらえて体の断面像を得る装置です。従来、大学や研究機関での脳の血流や体内のに代謝を研究するために使われてきましたが、ブドウ糖に似た物質にポシトロンを付着させた『FDG』をがん細胞がよく取り込むことが分かってから、多くの施設で患者さんの検査に活用されるようになってきました。   PETを使ったがん検診 PET検査でわかること FDGは前記した通りブドウ糖に似た物質で、がん細胞によく集まります。がんは活発に自分の細胞を増やて大きくなるため、たくさんのエネルギーを必要とし、正常細胞の3~8倍のブドウ糖を摂取します。PET検査はこの性質を利用し、(1)他の検査でみつかった腫瘍が『がん』か(2)広がりはどれくらいか(3)再発・転移の有無(4)治療効果はどうか-などを調べます。 PETを使ったがん健診 がん検診の有効性の評価には非常に長期間の追跡データが必要なため、まだ有効性を示す充分なデータがそろっていないのが現状です。しかし、全施設でいろいろながんが発見されています。公式に統計を出している施設はすくないですが、発見率は概ね1~2%です。これは受診者100人のうち、1人か2人にがんが発見されていることになります。 他の健診と比較すると10~50倍の発見率です。発見されたがんは多岐にわたっていますが、肺がん、甲状腺がんや大腸がんが多く占めます。がん検診目的ににPETの有用性は以下のようになります。既にがんと診断されている方やがんを疑われている方の場合、必ずしも以下の通りになりませんのでご注意ください。 PET検診の有用性が高いがん(必ず見つかるわけではありません) 頭頸部がん(鼻や喉のがん)、肺がん、乳がん、すい臓がん、胆のうがん、大腸がん、卵巣がん、子宮体がん、悪性リンパ腫 このうち、肺がん、乳がん、大腸がんはPETよりも制度の高い検査として胸部CT(肺がん)、マンモグラフィ/乳腺エコー(乳がん)、大腸カメラ(大腸がん)が存在しています。また、生理中は子宮体がんの診断が難しくなります。 PET検診で写ることもよくあるが、写らないことも多いがん 甲状腺がん、胃がん、前立腺がん、子宮頸がん甲状腺がんには頚部エコー検査、胃がんには胃カメラ、前立線がんには腫瘍マーカー検査、子宮頸がんには細胞診がそれぞれ有用です。 PET検診の有用性が低いがん(場合によっては見つかるこもあります。) 食道がん、すい臓がん、腎がん、膀胱 がん、脳腫瘍食道がんには胃カメラ、すい臓がんは腫瘍マーカー検査や腹部エコー検査、腎がんは腹部エコー検査、脳腫瘍は頭部MRIが有用です。膀胱 がんは頻度が低いうえに単一で十分な精度を持った検査がなく、膀胱 がんがん検診はあまり一般的ではありません。(何らかの理由で膀胱 がんが特に心配な方は、泌尿器科医にご相談ください) ※なお上記の検査のうちすべてを当院で行っているわけではありませんので、詳細は当院検診センターにご確認ください。 PETの弱点1 PETは多くのがんの発見に有効で早期がんを見つけられるケースも多いのですが、残念ながら不得意分野もあります。まず、小さなもの、特に1cm以下の腫瘍は機器の限界で写らないことがあります。従って、超早期がんを見つけることができるというのは過大広告です。 また、がんのできる場所によって、PETによる見つけやすさが大きく異なり、あらゆる検査の中でPETが最も有用ながんがある一方で、PETではほとんど見つけられないがんもあります。PETで見つけにくいがんを重点的に調べるためには、ほかの検査を組み合わせることが必要となります。 PETの弱点2 FDGはがんだけでなく炎症にも集まることがあります。集積部分が本当にがんなのかどうかを判別するためには、ほかの体の情報(熱や痛みといった炎症の有無など)や、ほかの画像などを参考にします。一部の甲状腺腫瘍や大腸ポリープなどの良性 腫瘍にも集積することもあり、これらの判別には専門的知識が必要となります。当院は経験豊富な専門医が診断し、できる限りあいまいにせず判断しますが、どうしても区別のつかないケースが出てくることはご理解ください。 もし、異常がみつかったら すべての集積が『がん』ではないので、まずは落ち着いて、次に何をしたら良いか医師と話し合いましょう。多くの場合、集積が何を意味しているのか、ほかの方法で確認することが必要となります。PET検査では正確な位置がわからないこともあるので、CT・MRI検査が必要となることもあります。PET/CT検査では簡易的なCTを同時に撮影するので、位置や病気の性質についてのより正確な情報を得ることができますが、さらに正確性を上げるために造影CTなどの検査が必要になる場合もあります。 繰り返しになりますが、すべての集積が『がん』ではありません。異常があったと言われても、落ち着いて医師の話を聞いてください。仮にがんであっても治療可能な場合は多いので、それぞれの専門医に相談し冷静に対応してください。 被ばくは大丈夫? 福島の原発事故以来、放射線の健康被害についての情報が数多く流れました。その中には、医学的にありえないほど危険性を誇張した誤情報も多く、多くの人が放射線のことを冷静に判断できなくなっています。実際には100ミリシーベルト以下の低線量被ばくでは、健康に影響があるかどうか分からないほど影響は小さいのですが、いずれにせよ放射線は浴びないに超したことはありません。注射の量、体の状態にもよりますが、PET/CT検査ではないPET検査で浴びる放射線は2~4ミリシーベルト、PET/CT検査ではCTの被ばくが加わるため、約10ミリシーベルトです。PET-CT検査は診断精度が高かわりに被ばくが多くなります。当院では病気を既に疑っている方にはPET/CT検査を、人間ドックは従来どおりのPET検査を推奨しています(がんがあるかないかを調べる上では、従来のPET検査でも十分な精度があります)。以上の通り、PET検査やPET/CT検査では少量の被ばくがありますが、PET検査やPET/CT検査の放射線によって健康被害が起きることはありません。 よりよい検査を受けるために 最初に、自分が何を知りたいのかをよく考えてみましょう。他施設で血液検査や胃バリウム検査などをしている方や、簡単な検査で全身を検査してみたい場合はPET検査だけか、腫瘍マーカーを加えれば充分でしょう。PETで見つからないがんがあることは理解しているが、時間がないのでPETだけ受けたいという方もいるでしょう。 しかし、ほかの検査をまったく受けたことがない方、PETで見つかりにくいがんも詳しく調べたい場合は、ほかの検査を組み合わせた方が良いと考えます。喫煙歴が長い、肝炎になったことがあるなど、がんになりやすい因子を持っている方は心配しているがんを調べる検査を加えることも重要です。判断が難しければ、健診担当医師にご相談ください。PETはがん発見に強力な武器となります。正しい知識を持って有効利用し、健康な生活にお役立てください。 FDG-PET/CT検査(悪性腫瘍の場合)について ブドウ糖と似た性質を持つFDGという物質を使って、ブドウ糖を大量に消費している組織(癌細胞など)の位置を画像にする検査です。CTなど形態を調べる検査と違い「ブドウ糖消費量」という細胞の機能を画像にするので、CTなどでは形から推定するしかなかった組織の良性・悪性の判断が、かなりのレベルで行えるというのが特徴です。また、ほぼ全身を一気に調べることが出来るというのも優れた特徴です。但し、小さすぎる癌や特定の種類の癌の発見には必ずしも有効でないということが分っています。また、脳に隠れて病気が見つけにくい頭部、情報量が少ないうえに調べようとすると検査時間が倍増する脚は当院では基本的に省略しています。 利点 ・ほぼ全身を一気に調べられる。 ・多くの癌の検出に有効。 ・検査の苦痛が少ない。 欠点 ・行っている施設が少ない。 ・検査時間が長め。 ・高血糖すぎると使えない。 (検査当日の空腹時血糖150mg/dL、 前後は検査可能 200mg/dLに近い場合は画像に影響) 注意事項 ・食事は検査6時間前から絶食 ・水、お茶(麦茶、ウーロン茶、緑茶)は時間、量制限なし ・糖、カロリーの入っている点滴、注射、IVHは6時間前から中止 ・G-CSF製剤は2週間前から中止 特に検出に向いている癌 ・頭頸部癌、肺癌、乳癌、膵癌、悪性リンパ腫 比較的検出しにくい癌 ・脳腫瘍、胃癌、肝癌、腎癌、前立腺癌、膀胱癌 場合によって検出しにくい癌 ・大腸癌 PET/CT検査を受ける方へ(悪性腫瘍の場合) キャンセルについて ト ッ プ に 戻 る

  • 感染対策室|南三条病院

    札幌南三条病院の感染対策室 ページです。札幌南三条病院は、呼吸器疾患、特に肺がんの診療を中心とした医療を行っています。全国有数の治療実績で、肺がんセンター的施設として高い医療水準を誇ります。PET-CTや超音波気管支鏡などの最新機器を使用し、迅速で精密な診断を行っています。 感染対策室 1.院内感染対策に関する基本的な取り組みについて 当院の感染or取り組み対策に関する取り組みはコチラ から参照して下さい。 2.役割 感染対策に関する院内全体の問題点を把握し、改善策を講じるなどの院内感染対策活動の中心的役割を推進します。院長直属の機関です。 3.スタッフ 室 長:院内感染管理者 科 長:感染管理認定看護師(専従) 呼吸器外科医、看護部感染対策委員長、薬剤師、臨床検査技師、放射線技師、管理栄養士、事務職員 計14名 4.活動状況 縦割り機能の病院組織において、各部署横断機能としての役割と権限を院長から与えられ各医療現場に自由に立ち入っての活動を進めています。 (1)サーベイランス 医療関連感染サーベイランスの実施(カテーテル関連血流感染、手術部位感染) 耐性菌サーベイランス 結果の分析とフィードバックの実施 (2)コンサルテーション (3)ICTラウンド 医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師で構成される感染対策チームによる、週1回の院内ラウンドを実施 院内清掃状況、廃棄物の処理方法、滅菌物の保管状況等の確認 感染症発生時には、適切な感染対策が実施できているかを確認 患者個々の病態と検出細菌を照らし合わせ、適切な抗菌薬が使用されているかを確認 (4)感染対策マニュアルの作成と改定 (5)年2回の全職員対象感染対策研修の企画、運営 (6)会議の運営 月1回の感染対策室会議の議題提案と進行 会議の決定事項を感染対策委員会へ報告 診 療 科 一 覧 に 戻 る ト ッ プ に 戻 る

  • 麻酔科|札幌南三条病院

    札幌南三条病院の麻酔科 ページです。札幌南三条病院は、呼吸器疾患、特に肺がんの診療を中心とした医療を行っています。全国有数の治療実績で、肺がんセンター的施設として高い医療水準を誇ります。PET-CTや超音波気管支鏡などの最新機器を使用し、迅速で精密な診断を行っています。 麻酔科 麻酔科 当院麻酔科では、肺や胸部外科の手術で必要になる、「分離肺換気」という簡単ではない手技を伴う全身麻酔を毎年400例程行っています。この症例数は道内一番で、全国的にもトップ20に入る多い実績ですので、肺手術の麻酔管理については、麻酔科医も手術室スタッフも道内では最も経験を積んでいるといえます。 また、患者さんがより快適に術中・術後を過ごしていただける様に痛みのコントロールのためにさまざまな工夫をこらしています。それらの成果を広く公表するために、国内外の学会発表や医学書の執筆活動も積極的に行っています。麻酔に関する不安がある方は、術後の痛みが続く方は、ぜひお気軽にご相談ください。 所属医師紹介 麻酔科部長  中山 禎 人 診 療 科 一 覧 に 戻 る ト ッ プ に 戻 る

  • 肺がん診療ガイド|南三条病院

    札幌南三条病院の健診後の精密検査について ページです。札幌南三条病院は、呼吸器疾患、特に肺がんの診療を中心とした医療を行っています。全国有数の治療実績で、肺がんセンター的施設として高い医療水準を誇ります。PET-CTや超音波気管支鏡などの最新機器を使用し、迅速で精密な診断を行っています。 肺がん診療ガイド 患者さんのための 1.肺の構造と働き 肺は左肺と右肺に分かれており、さらに右肺は上葉、中葉、下葉の3つの肺葉に、左肺は上葉、下葉の2つの肺葉に分かれています。気管・気管支は、喉頭から肺への空気の通り道であり、細かく枝分かれして肺の末梢である肺胞に達します。気管が左右に分かれて肺に入る部分を肺門、肺門以外の肺の本体部分を肺野と呼びます。左右の肺の間には、 気管や食道、心臓があり、この部分を縦隔と呼びます。肺は胸膜という二重の膜で包まれており、内側の膜は肺の表面を包み(臓側胸膜)、外側の胸膜は胸壁に接しています(壁側胸膜)。肺の最も重要な働きは、 空気を介して体の中に酸素を取り込み、二酸化炭素を体の外へ排出することです。 2.肺がんとは 肺がんは、肺を構成する細胞が何らかの原因でがん化したもので、周りの正常な細胞をおしのけるように増殖します。 また、血管やリンパ管の中に入って全身に回り、転移することもあります。転移しやすい場所は、リンパ節、肺、 骨、脳、肝臓、副腎です。 3.肺がんの症状 肺がんに特徴的な症状はなく、無症状の場合で進行する場合も多くあります。咳嗽 、喀痰 、血痰 さらには呼吸苦、胸痛などを呈する場合がありますが、肺癌以外の呼吸器疾患にもみられる症状ですまた、腰痛や背部痛などの骨転移による症状や頭痛や吐き気などの脳転移による症状がみられる場合もあります。肺がんの原因は、第一に喫煙習慣が挙げられ 、男性では 6~7割が原因と推計されています。しかし、非喫煙者でも発症し、特に女性の腺がんの割合が高いとされています。 4.肺がんの種類(組織型) 肺がんは、がん細胞の形や状態、発生母地等から、大きく「非小細胞肺がん」と「小細胞肺がん」に分けられ、さらに非小細胞肺がんは「扁 平上皮がん」と非扁 平上皮がん「腺がん」、「大細胞がん」などに分けられます。頻度は腺がんが過半数を占め、扁 平上皮がんが約30%、小細胞がんが約15%の割合になっています。肺がんの種類(組織型)により、 病気の広がりや症状の出方、進行速度、治療の効きやすさが異なっていることから、組織型を知ることは治療や予後の予測に際して非常に重要です。 5.肺がんの進行度(臨床病期) 肺がんの治療をする場合には、肺がんの進行度(臨床病期も重要です。肺がんの進行度は、TNM分類といって次の3 つの因子の組み合わせでⅠ~Ⅳ 期に分けられています。 T因子:原発巣の大きさや浸潤範囲 N因子:肺門及び縦隔リンパ節転移の有無 M因子:他臓器(遠隔)転移の有無 肺がんの臨床病期 Ⅰ期 原発巣(発生源のがん)の大きさが小さくリンパ節転移がない Ⅱ期 原発巣がやや大きく、リンパ節転移がない、またはリンパ節転移が同じ側の肺門にとどまっている Ⅲ期 原発巣の浸潤が周囲の重要な臓器に及んでいるか、リンパ節転移が広範囲に広がっている Ⅳ期 脳、肝臓、骨、副腎 など他臓器に転移している。あるいは胸水がたまり、その中にがん細胞がみられる 各病期はさらに細かく分類されており、 Ⅰ期 ⅠA1、ⅠA2、ⅠA3、ⅠB Ⅱ期 ⅡA、ⅡB、 Ⅲ期 ⅢA、ⅢB、ⅢC Ⅳ期 ⅣA、ⅣB に分類されています。 ※小細胞がんの分類 小細胞がんの治療法を選択する場合には 、上記の分類と併せて限局型(LD)進展型(ED)の分類も使用されています。 限局型(LD)がんが片方:の肺や胸部にとどまっている場合 進展型(ED)がんがより広い範囲に広がっている場合 6.肺がんの診断 <確定診断> 肺がんの診断は、まず肺がんかどうか、肺がんであればその種類(組織型)の診断を行います(確定診断)。胸部XP、胸部CTで、病変の位置や広がりを確認し、気管支内視鏡や胸水穿刺、リンパ節穿刺などの検査により、組織あるいは細胞を採取して(生検、細胞診、顕微鏡による病理検査によって肺がんの診断を行います。また、内科的治療が必要な場合には、生検組織や細胞を用いて、遺伝子異常の分析及びPDL1抗原の分析を行います。生検や細胞診でも診断が得られない場合は、外科的に胸腔鏡を用いて、生検と切除を同時に行う場合もあります。 血液中の腫瘍マーカー(CEA、CYFRA、proGRP等)は、確定診断には用いられませんが、組織型や進展度を推定 することができます。 <病期診断> 肺がんの診断が確定すれば、肺がんの進行度の検査を行い、臨床病期を決定します(病期診断) 。リンパ節転移の状況や遠隔転移の有無を検索するために、PET-CT検査、 脳MRI検査等、全身検索を行うほか、原発巣の広がりも確認します。 <全身状態の評価> 肺がんの診断に加えて、治療の際に問題となる全身状態の評価も行います。心電図検査、肺機能検査、血液検査などにより、 心臓、肺、その他全身の臓器をスクリーニングして、問題となる合併症がないかどうかを検討します。 7.肺がんの治療 肺がんの治療方法には、外科治療、放射線治療、薬物治療、緩和ケアがあり、それぞれ併用されることもあります。 <外科治療> 非小細胞肺癌のⅠ 期、Ⅱ 期及びⅢ 期の一部、小細胞がんのⅠ 期は外科治療の対象となります。外科治療は、手術によって癌を切除します。がんの発生している肺葉を切除し(肺葉切除)、あわせてがんの転移の可能性の高いリンパ節も切除(郭清といいます)することが標準的です。状況によっては、大きく切除したり(拡大手術)逆に小さく切除(区域切除、部分切除などの縮小手術)したりします。 手術は全身麻酔で行われ、胸腔鏡というビデオカメラを肋骨の間から挿入してテレビモニターで観察しながら行う胸腔鏡下手術(VATS:video assisted thoracic surgery)を行うことがほとんどです。また、2018年4月より、ロボット支援の保険適用が拡大され、肺がん手術でも行われるようになりました。 切除された肺とリンパ節は、病理検査を行い、肺がんの組織型や広がり、リンパ節転移の有無などについて、病理学的な診断を行います。術後の病理検索によって臨床的な診断の確認を行い、再発のおそれが高い場合は、抗がん剤による 追加の補助療法(術後補助療法)を行うこともあります。手術後は、再発がないかどうか、定期的なフォローが必要です。 <放射線治療> 放射線治療は、放射線を照射することによりがん組織を、消滅させたり、小さくする治療方法です。がんの治癒や進行の抑制に使われるほか、がんによる身体症状の緩和や、延命にも使用されます。細胞障害性抗がん剤と併用することもあります(放射線化学療法)。非小細胞肺がんでは、臨床病期Ⅰ~Ⅲ 期で手術が難しい場合に、治癒を目標として行われます。また、非小細胞肺がんのⅡ 期、Ⅲ 期には、抗がん剤と併用する化学放射線療法が行われます。また限局型の 小細胞肺がんも放射線化学療法の適応となります。 <薬物治療> 外科治療や放射線治療の適応にならないⅢ 期の一部やⅣ 期は、内科的な薬物治療の対象となります。肺がんの薬物治療 には、大きく分けて抗がん剤(細胞障害性抗がん剤)、分子標的剤、免疫チェックポイント阻害剤の3種類の薬剤が使用され、併用される場合もあります。 1)抗がん剤(細胞障害性抗がん剤) 従来から使用されている薬剤で、増殖しているがん細胞を直接攻撃します。がん細胞だけではなく、正常細胞にも影響をなく、正常細胞にも影響を及ぼすため、嘔気などの消化器症状や及ぼすため、嘔気などの消化器症状や脱毛、脱毛、骨髄抑制などの副作用骨髄抑制などの副作用を伴います。以前は細胞障害性抗がん剤同士の併用療法が主流でしたが、最近は免疫チェックポイント阻害剤との併用療法が標準治療になるとともに、いろいろな薬剤の組み合わせの治療が研究されています。また、血管内皮増殖因子(VEGF)を標的する血管新生阻害剤との併用も標準治療のひとつとなっています。 2)分子標的剤 がん細胞の発生・増殖に関与する遺伝子(ドライバー遺伝子)に異常を持つがん細胞を攻撃する薬剤です。生検検体や手術検体のがん組織から、遺伝子の分析を行い、異常な遺伝子が陽性であれば、その遺伝子異常に効果のある薬剤を投与します。日本人において最も頻度の高い遺伝子異常はEGFR遺伝子変異で、肺腺がんの約半数で陽性となります。また、頻度は低くなりますが多くの遺伝子異常が分析可能になってきており、各遺伝子異常が一括して分析可能なマルチパネル検査が普及して、多くの遺伝子異常が発見可能となってきています。また、分子標的剤の中には、血管内皮増殖因子(VEGF)を標的としてがん細胞の増殖に必要な血管新生を抑える血管新生阻害剤があり、細胞障害性抗がん剤や分子標的剤と併用したり、単独で投与します。 3)免疫チェックポイント阻害剤 がん細胞には、リンパ球などの免疫細胞の攻撃を逃れるしくみ(免疫チェックポイント)がありますが、免疫チェックポイント阻害剤はその仕組みを解除して、がん細胞に対する免疫細胞の攻撃を回復させる薬剤です。がん組織におけるPD-L1抗原の高発現例で効果が高いとされ、当初はPD-L1抗原高発現の肺癌に使用されていましたが、最近では細胞障害性抗がん剤と併用することにより、より優れた効果を得られることが報告され、標準治療のひとつとなっています。また、しばらく小細胞がんに対する効果は明らかでありませんでしたが、小細胞がんの治療においても 細胞障害性抗がん剤との併用効果が高いことが報告され、標準治療となっています。 【 治療方法の選択 】 治療方法の選択に際しては、肺がんの種類、病期、遺伝子異常の有無、PD-L1抗原の発現等腫瘍側の因子のほか、年齢や合併症、全身状態等を考慮して決定されます。 〇非小細胞肺がんにおける 治療選択 非小細胞肺癌では、臨床病期Ⅰ 期、Ⅱ 期、Ⅲ 期の一部は通常外科的切除術を選択します。Ⅲ 期の一部とⅣ 期では、内科的薬物治療が選択されます。また、Ⅲ 期の一部では、放射線治療と薬物治療の併用が用いられることがあります。 〇小細胞肺がんにおける 治療選択 小細胞がんでは、臨床病期Ⅰ 期では外科治療が選択されます。外科治療が難しい小細胞がんの限局型では、通常、放射線療法と抗がん剤による化学療法との併用を検討します。進展型では、内科的薬物療法が選択されます。 <緩和ケア> 緩和ケアは、がんに対する積極的な治療とは別に、患者さんの生活の質をよくすることを目的に、がんに伴うさまざま 苦痛に対して治療、ケアを行います。がんに伴う苦痛の中でも、身体的苦痛への対応がもっとも重要であり、がんの浸潤や転移による痛み、激しい咳嗽 や呼吸困難、倦怠感などに対し、苦痛をとることを目的に専門的治療を行います。 また、告知に伴う精神的ショックや療養に伴う不安や落ち込み、恐れなどの精神的苦痛や病気による収入減や休職などの社会的苦痛などに対して、医師ばかりでなく、看護師、薬剤師、ソシアルワーカーなど様々な職種の専門家が患者さんによりそって、サポートを行います。 8.肺がんの予後 がんの予後をあらわすのには、 診断から5 年後の生存率である相対5年生存率が一般に用いられています。国立がん 研究センターが公表しているがん登録センターの全国集計(2013年~2014年診断例)では、肺がん全体で44.5%、Ⅰ 期が83.3%、Ⅱ 期が52.7%、Ⅲ 期が28.3%、Ⅳ 期が7.1%となっています。 組織型で分けると、非小細胞肺がんでは、全体で47.7%、Ⅰ 期84.1%、Ⅱ 期54.4%、Ⅲ 期29.9%、Ⅳ 期8.1%、 小細胞肺癌では全体で11.6%、Ⅰ 期44.7%、Ⅱ 期31.2%、Ⅲ 期17.9%、Ⅳ 期1.9%と報告されています。 ト ッ プ に 戻 る

  • 札幌南三条病院について|札幌南三条病院

    札幌南三条病院について ページです。札幌南三条病院は、呼吸器疾患、特に肺がんの診療を中心とした医療を行っています。全国有数の治療実績で、肺がんセンター的施設として高い医療水準を誇ります。PET-CTや超音波気管支鏡などの最新機器を使用し、迅速で精密な診断を行っています。 札幌南三条病院について ”肺がんの診療を中心に専門性の高い有効な医療を提供する ” ”患者さんの意思を尊重し、安全で安心のできる人間味豊かな医療を行う ” 札幌南三条病院は、肺がんの診療を中心に専門性の高い有効な医療を提供します。 肺がんの診断においては、PET-CTや超音波気管支鏡など最新の画像診断機器を駆使して、 迅速で精密な診断を行っています。肺がんの治療においては、外科的手術、内科的薬物 治療ともに国内でも有数の症例数を有し、高い医療水準を維持しています。 診療においては、患者さんの意思を尊重し、安全で安心のできる人間味豊かな医療をめざします。 ト ッ プ に 戻 る

  • 部署紹介|札幌南三条病院

    札幌南三条病院の部署紹介 ページです。札幌南三条病院は、呼吸器疾患、特に肺がんの診療を中心とした医療を行っています。全国有数の治療実績で、肺がんセンター的施設として高い医療水準を誇ります。PET-CTや超音波気管支鏡などの最新機器を使用し、迅速で精密な診断を行っています。 部署紹介 看護部 教育/キャリアプラン 専門認定研修修了者 部署紹介 採用について 外 来 5 F 病 棟 7 F 病 棟 4 F 病 棟 6 F 病 棟 手 術 室 外来 外来 当院外来では、呼吸器疾患の中でも肺がんに特化した専門病院の顔として、医師や病棟、地域連携室、他部門と連携を図りながら日々の業務にあたっています。各種検査、肺癌告知や治療方針の決定、外来化学療法などが行われており、知識・技術を磨くことだけでなく、患者さんや家族に寄り添った、心のケアができる看護師を目指し日々努力しています。 4階病棟 4階病棟は呼吸器外科が主体の病棟であり、気胸など外科的治療を必要とする患者様が多く入院されています。呼吸器外科の加地先生を中心に医師・看護師・薬剤師・理学療法士をはじめとする医療チームが協働し、「患者中心の医療」を提供しています。患者様が安全に安心して療養できるように、そして安心して退院後の生活が過ごせるようにご本人・ご家族も含め支援しています。 5階病棟 5階病棟は主に呼吸器内科の患者さんに対し、抗がん剤による治療を行っています。次々に出る新薬、その副作用病状等を学びながら、医師、薬剤師と共に、その患者さんにとって最善の対応を行えるよう日々奮闘しています。看護師は笑顔で明るく、ベテランも新人もお互いに意見交換ができ、助け合うことができる病棟です。 6階病棟 私たちの病棟では、がんによる様々な病状や抗がん剤治療による副作用のある患者さんに対し、医師・薬剤師・理学療法士・栄養士などと協働し個別性に合わせた看護を提供しています。 入院中や退院後の生活で生じる困りごとに対し、丁寧に聞き取り解決できるよう患者さんやそのご家族と話し合い、温かみのある対応ができるよう日々努力しています。不安な気持ちで入院する患者さんが、少しでも安心して過ごせるよう病棟スタッフ一丸となり支援させて頂きます。 7階病棟 7階病棟では、肺がんの患者さんの化学療法を行っている呼吸器内科の病棟です。スタッフは化学療法に関する知識や技術だけではなく、常に患者さんやご家族の思いに寄り添い、意思決定を尊重し、看護ケアの提供をしています。また多職種と連携を取りながら、自宅で不安なく過ごすことが出来るよう、チームで調整を行っています。明るく元気なスタッフが多く、笑顔と思いやりの心を大切に日々頑張っています。 手術室 手術室では、主に肺癌のファイバーを使用した鏡視下手術をベースに、年間350件前後の手術を行っています。患者様が安全、安楽に手術を終えることが出来るように、手術を受ける全患者様の術前訪問を行っています。患者様の御意向に沿った周術期看護を行い、少数精鋭のスタッフが明るくチームワークを重視して日々の業務にあたっています。 5階 4階 6階 7階 手術室 ト ッ プ に 戻 る

  • 内科|札幌南三条病院

    札幌南三条病院の内科 ページです。札幌南三条病院は、呼吸器疾患、特に肺がんの診療を中心とした医療を行っています。全国有数の治療実績で、肺がんセンター的施設として高い医療水準を誇ります。PET-CTや超音波気管支鏡などの最新機器を使用し、迅速で精密な診断を行っています。 内科 内科 一般によくみられる急性上気道炎や、急性胃腸炎などの内科疾患に対応しています。生活習慣病の予防は、運動だけでなく食事、睡眠、喫煙、飲酒などにおける対策も重要ですので、薬物治療と併せて生活指導も心掛けております。 当科は、外来対応のみとなっていますので、専門的な検査や治療が必要な場合は、専門医へ紹介いたします。 内科担当医表 内科担当医 一般によくみられる急性上気道炎や、急性胃腸炎などの内科疾患に対応しています。生活習慣病の予防は、運動だけでなく食事、睡眠、喫煙、飲酒などにおける対策も重要ですので、薬物治療と併せて生活指導も心掛けております。当科は、外来対応のみとなっていますので、専門的な検査や治療が必要な場合は、専門医へ紹介いたします。            ※木曜日内科外来は閉診となりました。 診 療 科 一 覧 に 戻 る ト ッ プ に 戻 る

  • 病院紹介|札幌南三条病院

    札幌南三条病院の病院紹介ページです。呼吸器を中心に専門的な診療を提供しています。特に肺がんの治療に関しては国内有数の治療実績があります。 病院紹介 院長挨拶 病院概要 病院沿革 基本理念と運営方針 診療実績 臨床研究 ~院長挨拶~ 札幌南三条病院 院長  小場 弘之 院長挨拶 当院は、主に肺がん患者さんを中心に受け入れを行なっており、この20余年にわたって、数多くの診断、治療を積み重ねてきました。 肺がんの診断に関しては、PET-CT・マルチスライスCT・MRI等の最新の画像診断機器や確定診断のための超音波気管支鏡を完備し、できるだけ患者さんに負担をかけない迅速な診断を行っています。一方、治療においては、内科的治療、外科手術ともに高い実績を維持しており、症例数では全国でも有数の病院となっています。 内科的治療においては、従来の化学療法に加えて、分子標的剤や免疫チェックポイント阻害剤など、病態に応じた新規薬剤の使い分けが可能になり、難しいと言われていた進行期肺がんの予後を改善しつつあります。外科手術においては、胸腔鏡を用いた低侵襲手術に加えて、さらに負担の少ない縮小手術などに適応が拡大されつつあり、手術例数も全国トップレベルの水準にあります。豊富な経験を有する呼吸器内科医と呼吸器外科医により、迅速な診断から最新の治療まで、患者さんの満足度の高い診療を提供できるものと思っています。がんの診療においては、医学的な面ばかりでなく、患者さんの日常生活の維持や心のケアなど、看護や介護も重要な問題です。患者さんの意志を尊重し、患者さんの状況に応じて対応できる療養環境を目指しています。 当院の外来では、肺がんの他、慢性閉塞性肺疾患や間質性肺炎、気管支喘息、塵肺などの各種呼吸器疾患に対応しています。また、気胸に対する外科手術は、数日の入院で可能となっています。さらに脳外科及び内科外来を併設している他、病気の早期発見と健康づくりを目指して『健診センター』を併設しております。 肺がんの治療は、日々進歩していますが、未だ十分といえる状況ではなく、治療に難渋する場合も多くあります。当院が力を注いできた肺がん診療と患者中心の医療を基本に、今までの道をさらに進んでいく覚悟ですので、ご支援いただければと思います。 病院概要 病院概要 ■名称 社会医療法人 北海道恵愛会 札幌南三条病院 ■理事長 西田 憲策 ■院長 小場 弘之  ■病院開設 2004年1月1日 ■病床数 99床 ■診療科目 呼吸器内科 /呼吸器外科 /内科 /消化器内科 /麻酔科 /放射線科(放射線診断) /脳神経外科 ■施設基準一覧 詳細はこちら ■施設認定等 日本呼吸器学会認定施設 日本外科学会外科専門医制度関連施設 日本呼吸器外科学会指導医制度関連施設 日本胸部外科学会認定医認定制度関連施設 日本呼吸器内視鏡学会認定施設 日本麻酔科学会麻酔科認定病院 日帰り人間ドック実施指定施設 札幌医科大学卒前教育関連施設 ■所在地 〒060-0063 札幌市中央区南3条西6丁目4-2 ■関連施設 札幌南一条病院 /北海道恵愛会 法人本部オフィシャルサイト ■敷地内全面禁煙 〒060-0063 札幌市中央区南3条西6丁目4-2 病院沿革 病院沿革 昭和55年(1980年) 12月 医療法人社団北海道恵愛会設立 平成16年(2004年) 1月 札幌南三条病院 開設(一般病床 84床) 関根球一郎院長 就任 平成16年(2004年) 4月 一般病床増床 (84 床→99床) 呼吸器外科手術開始 平成20年(2008年) 7月 包括評価制度(DPC)導入 平成20年(2008年) 8月 日本医療機能評価 Ver.5.0 承認 平成23年(2011年) 12月 PET-CT導入 平成25年(2013年) 12月 病院機能評価 3rdG:Ver.1.0 承認 平成26年(2014年) 4月 社会医療法人認定 平成30年(2018年) 3月 小場弘之院長 就任、関根球一郎名誉院長 就任 平成30年(2018年) 11月 病院機能評価 3rdG:Ver.2.0更新 令和元年(2019年) 11月 電子カルテ導入 令和2年(2020年) 3月 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言(北海道)の発令 令和2年(2020年) 4月 基本理念・基本方針の改定 基本理念と運営方針 基本理念と基本方針 ■基本理念 【札幌南三条病院の基本理念】 『 肺がんの診療を中心に専門性の高い有効な医療を提供する。 』 『 患者さんの意思を尊重し、安全で安心のできる人間味豊かな医療を行う。 』 ■基本方針 【札幌南三条病院の基本方針】 1.肺癌における診断・治療技術の向上に力を注ぎ、患者満足度の高い医療を提供する。 2.患者中心の医療を目指し、安全管理体制の充実とともに、快適な医療環境、療養環境を提供する。 3.時代の変動に対応した病院運営を行い、安定した経営基盤を確立する。 4.情報発信と地域連携を推進し、質の高い専門医療を提供することにより地域医療に貢献する。 5.教育と研修を充実させ、高度な技術と豊かな人間性を併せ持った人材の育成に努める。 ■患者さんの権利と責務 詳細はこちら ■パートナーシップ 詳細はこちら ■臨床倫理要網 詳細はこちら ■職業倫理 詳細はこちら ■個人情報保護方針 詳細はこちら 診療実績 臨床指標 下記よりダウンロードしてご覧いただけます。 病院指標 下記よりご覧いただけます。 治療成績 2021年度(累計)/PDF 2020年度(累計)/PDF 2019年度(累計)/PDF 2018年度(累計)/PDF 2017年度(累計)/PDF 2016年度(累計)/PDF 令和3年度(2021年) 令和2年度(2020年) 令和元年度(2019年) 平成30年度(2018年) 平成29年度(2017年) 平成28年度(2016年) 臨床研究 臨床研究 臨床研究課題一覧(2019~2022年) 詳 し く は こ ち ら 臨床研究のご協力に関するお願い(包括的同意)について 包括的同意について 詳 し く は こ ち ら 臨床研究 当院で胸部CT検査と気管支内視鏡検査の両者を受けた患者様へ 詳 し く は こ ち ら ト ッ プ に 戻 る

  • リハビリテーション科|札幌南三条病院

    札幌南三条病院のリハビリテーション科 ページです。札幌南三条病院は、呼吸器疾患、特に肺がんの診療を中心とした医療を行っています。全国有数の治療実績で、肺がんセンター的施設として高い医療水準を誇ります。PET-CTや超音波気管支鏡などの最新機器を使用し、迅速で精密な診断を行っています。 リハビリテーション科 リハビリテーション科 当院リハビリテーション科では呼吸器外科における手術前後のリハビリテーションを中心に、理学療法士2名が入院患者さんのお手伝いをいたします。呼吸器外科リハビリテーションについて呼吸器外科の手術後は一時的に痰が増えたり傷の痛みのた咳や深呼吸が困難になったりする場合があります。しかし手術前に創部の保護法や咳の仕方などをあらかじめ練習することにより、安心して手術後に備えることが出来ますこれが手術前のリハビリテーションの重要な点です。 手術後は実際に深呼吸や咳が上手くできているかをチェックし再指導いたします。また、呼吸介助と呼ばれる治療法を用いて呼吸状態を整え、痰が出やすいようにお手伝いしています。また手術後の運動の仕方についてもご指導しています。手術後の日常生活に対する不安なども含めて、どうぞお気軽に私に相談してください。よろしくお願い申し上げます。 手術前に行う練習 手術後を想定し、深呼吸の仕方・上手な咳の仕方(痰の出し方)・手術創の保護の仕方・そして手術後の動作方法について練習します。 手術後に行う練習 手術後は手術前に練習した内容を、実際の状況に応じて行います。特に手術後、数日は呼吸法指導や痰を出やすくする練習が重要となります。また歩行練習や階段昇降練習も必要に応じてお手伝いいたします。 診 療 科 一 覧 に 戻 る ト ッ プ に 戻 る

  • 【予備2】採用情報|南三条病院

    札幌南三条病院の【予備2】採用情報 ページです。札幌南三条病院は、呼吸器疾患、特に肺がんの診療を中心とした医療を行っています。全国有数の治療実績で、肺がんセンター的施設として高い医療水準を誇ります。PET-CTや超音波気管支鏡などの最新機器を使用し、迅速で精密な診断を行っています。 採用情報 事務職員(総務課)募集のお知らせ【2024.4.1更新】 募集職種 事務職員(総務課) 勤務形態 ・正職員(試用期間有り/3ヶ月) 勤務時間 ①9:00~17:00 ②9:00~13:00(土曜日、休憩なし) ※休憩時間60分 休日 4週6休制 【その他の休暇】 ・有給休暇(6ヶ月後より/法定)・夏期休暇(最大3日) ・年末年始(5日)・開院記念日・その他慶弔休暇など 給与 ・当院給与規定による 賞与 ・2回/年 ・支給額:年4ヶ月(基本給ベース)、6月・12月 ※昨年度実績 昇給 ・1回/年※昨年度実績 その他の待遇/手当等 ・健康保険・厚生年金・雇用保険・労災・厚生年金基金・通勤手当・住宅手当 等々 ・退職金制度(勤続年数3年以上)など お問い合わせ 【TEL】011-233-3711 担当:総務課 課長 佐藤 【E-mail】y_satou@h-keiaikai.or.jp 臨床検査技師(正職員)募集のお知らせ【2024.4.1更新】 募集職種 ・臨床検査技師(有資格者/経験者のみ) 勤務形態 ・正職員(試用期間有り/3ヶ月) 勤務時間 ①9:00~17:00 ②9:00~13:00 ③8:30~12:30 ④8:30~16:30 ---------------------------- ①,④は平日シフト ②,③は半日勤務の土曜シフト(休憩なし) ※休憩時間60分 休日 4週6休制 【その他の休暇】 ・有給休暇(6ヶ月後より/法定)・夏期休暇(最大3日) ・年末年始(5日)・開院記念日・その他慶弔休暇など 給与 ・当院給与規定による 賞与 ・2回/年 ・支給額:年4ヶ月(基本給ベース)、6月・12月 ※昨年度実績 昇給 ・1回/年※昨年度実績 その他の待遇/手当等 ・健康保険・厚生年金・雇用保険・労災・厚生年金基金・通勤手当・住宅手当 等々 ・退職金制度(勤続年数3年以上)など お問い合わせ 【TEL】011-233-3711 担当:生理検査科 科長 部川 【E-mail】t_bukawa@h-keiaikai.or.jp 薬剤師募集のお知らせ【2023.12.1更新】 募集職種 ・薬剤師(有資格者/経験者のみ) 勤務形態 ・正職員(試用期間有り/3ヶ月) 勤務時間 9:00~17:00 9:00~13:00(土曜日勤務・休憩なし) 休日 日・祝日・その他 【その他の休暇】 ・有給休暇(6ヶ月後より/法定)・夏期休暇(最大3日) ・年末年始(5日)・開院記念日・その他慶弔休暇など 給与 ・当院給与規定による 賞与 ・2回/年 ・支給額:年4ヶ月(基本給ベース)、6月・12月 ※昨年度実績 昇給 ・1回/年※昨年度実績 その他の待遇/手当等 ・健康保険・厚生年金・雇用保険・労災・厚生年金基金・通勤手当・住宅手当 等々 ・退職金制度(勤続年数3年以上)など お問い合わせ 【TEL】011-233-3711 担当:薬剤部 科長 初山 【E-mail】ta_hatsuyama@h-keiaikai.or.jp お 問 い 合 わ せ は こ ち ら Zoom ーオンライン面接実施中ー 当院では距離や時間の都合がつきにくい方のために Zoomを使ってWeb面接を行っております。 上記フォームよりお気軽にお問い合わせください。 ト ッ プ に 戻 る

  • 呼吸器外科|札幌南三条病院

    札幌南三条病院の呼吸器外科ページです。呼吸器を中心に専門的な診療を提供しています。特に肺がんの治療に関しては国内有数の治療実績があります。 呼吸器外科 呼吸器外科 当院呼吸器外科は前身の南一条病院時代より呼吸器外科領域の手術に積極的に取り組んでおり、2004年4月の開設以来、2022年3月末までに約7200件を上回る手術を行っています。診療内容では、原発性肺癌を中心として、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、良性肺腫瘍、悪性胸膜中皮腫、気胸その他の胸部疾患の外科治療を現在は、4人のメンバーで行っており、手術件数は、2021年度の手術総数が359件、そのうち原発性肺がんの手術件数は224件と北海道では最多となっています。 2021年業務実績 全手術数         【手術内訳】        ・原発性肺がん        肺全摘術          肺葉切除術(含2葉切除)  区域切除・部分切除    ・転移性肺腫瘍       ・縦隔腫瘍         ・気胸           ・腔鏡下生検       359例 224例 2例 177例 44例 19例 7例 45例 19例 (肺生検、リンパ節生検、胸膜生検等) 原発性肺がんの治療 肺癌の治療方法は「手術」・「放射線療法」・「薬物療法」が主体であり、がんの進行度や患者さん個人の状態によって最適な治療方法を選択します。肺癌を根絶やしにするには手術で取り切ることが最も役立つと考えられています。また、手術前・手術後にこれらの治療方を組み合わせた治療(集学的治療)をすることでより良い治療結果が得られることもあります。 【手術療法】 手術をするにあたり、「安全性」「根治性」そして「低侵襲」の要素を考慮してアプローチ方法や切除方法を決定いたします。例えば、創が小さくても肺の切除量が多ければ、肺機能はある程度損なわれますし、その逆のこともあります。当院では、気胸をはじめとする良性疾患のみならず肺がん手術に関しても胸腔鏡手術を積極的に導入しております。これは従来の標準開胸手術に比べて侵襲が少ないため(低侵襲)、術後の患者さんの回復が早いこと、ひいては早期社会復帰を狙ってのことでありますが、決して胸腔鏡下手術にとらわれず従来の開胸手術で両者の利点をいかした治療を心がけています(根治性と安全性)。 1.胸腔鏡手術 開院当初より低侵襲性を考慮し内視鏡を用いた胸腔鏡手術を導入し、より多くの患者さんへ安全に適応できるよう努めてきました。現在、肺癌手術のうち、80%以上は胸腔鏡を使用した手術を行なっております(表)。ただ、全ての患者さんが適応となるわけでなく、進行度や合併症などを検討して慎重に適応を決定しています。 2.開胸手術 従来の(標準的)手術。 当科で行う開胸手術の多くは10~15cm程度の切開で行う小開胸度手術です。以前は標準的開胸法であった後側方開胸(背中から前胸部まで30~40cmの切開)は近年ではほとんど行うことはなくなりました。 手術内容に関して年代別にみると、毎年一定数の難易度の高い手術が存在しており(表)、道内でも数少ない呼吸器専門病院としての周囲からの期待の表れあると自覚し、当院を受診いただいた患者さんにとって施行可能な最善の治療を提供していきたいと考えています。 肺の切除術式 肺は、右側が3つ、左側が2つの「肺葉」に分けられ、さらに右肺は10、左肺は8の「区域」に細かく分けられます。肺癌の標準的な手術術式は、「肺葉切除+リンパ節郭清」です。腫瘍の局在や大きさによっては2葉切除や肺全摘術を行うこともあります。肺全摘は体への負担がかなり大きいため、気管支形成や肺動脈形成を症例に応じて行うことによりなるべく肺全摘をさけるよう術式を選択しています。 近年画像診断技術の向上とCT健診の増加により早期の小型肺癌が早い段階で発見されるようになりました。これに対して肺機能を温存しながら、根治性も損なわない手術方法として積極的な縮小手術を取り入れています。標準手術である葉切除よりも切除肺が小さい「区域切除」と「部分切除」を腫瘍の局在やCT画像、PET-CT検査での集積程度に基づき決定しています。 進行癌(大きい腫瘍、リンパ節転移の明らかな腫瘍など)の場合には、呼吸器内科と連携して、術前化学療法を行い、病巣を小さくしてから切除を行うといった治療のオプションがあり、慎重に適応を検討しています。 肺がんは手術に加えて術後補助療法などの集学的治療が必要となる場合があります。根治手術を行った患者さんのうち、何割か術後再発をきたし、その際抗癌剤治療等が必要となることもあります。幸い当院呼吸器内科は術前診断は勿論、術後の補助療法に関して全国トップレベルにあり、このため患者さんに対して常に高いレベルの包括的な治療を協力して行っています。 アンカー 1 気胸、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍 1.気胸 気胸(特発性自然気胸、続発性気胸)は、何らかの原因で肺に穴があき、胸腔(胸の箱の中)に空気が漏れて貯まる病気です。10~30歳代の若い男性、または70歳代喫煙歴ある男性に多いです。症状は急激に出てくることがほとんどです。なかでも、緊張性気胸(胸の中の圧が高まり心臓を圧迫する状態)は、緊急処置が必要となる危険な状態です。若年者の気胸、再発を繰り返すまたは空気漏れが止まらない、出血を伴う場合などには、手術による治療が必要となります。手術は99%胸腔鏡下手術を行っています。若年者に発症した場合の手術に関しては、術後平均約2-3日での早期退院が可能になっております。 2.転移性肺腫瘍 転移性肺腫瘍(他の部位の癌が肺に転移したもの)の手術適応については、原発部位(もとになっている癌)や腫瘍の個数、腫瘍の増加程度によって、検討する必要性があります。手術を行う場合は、機能をできるだけ温存するよう肺部分切除(区域切除)を基本とし、可能な限り胸腔鏡手術を行っています。 3.縦隔腫瘍·胸腺関連疾患 縦隔腫瘍としては、前縦隔に発生する胸線腫が最も多いですが、他に胸腺がん、胚細胞腫瘍、神経原発性腫瘍など多岐にわたります。疾患ごとに治療方針を検討し決定しております。近年では縦隔腫瘍の一部に対して剣状突起下から1ヶ所の傷で手術を行うこともしております。 Da Vinci(ダヴィンチ)Xi導入 【ロボット支援下手術】 手術支援ロボットは医療用道具として認可され、肺悪性腫瘍に対して2018年4月より、縦隔腫瘍に対して2021年4月より保険適応となりました。肺悪性腫瘍では肺葉切除・区域切除が対象となります。 当院でも2023年12月より手術支援ロボット(ダヴィンチXi)を導入し、肺悪性腫瘍、縦隔腫瘍を対象としてロボット支援下手術を開始しております。 当院では2004年開院当初より胸腔鏡下手術を取り入れており、今後もこれまで同様、胸腔鏡下手術に加え、ロボット支援下手術も行います。 ※ロボット支援下手術の適応や方法などの詳細については担当医にお問い合わせください。 所属医師紹介 副院長兼呼吸器外科部長 呼吸器外科部長 呼吸器外科医師 呼吸器外科医師 加地 苗人 椎名 伸 行 野村   俊介 千葉 龍平 呼吸器外科担当医表 診 療 科 一 覧 に 戻 る ト ッ プ に 戻 る

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